ビジネスにおいて「チャンスをつかむ」を英語で言う場合、「seize the opportunity」 と表現します。
「take a chance」「catch a chance」「get a chance」とは言わないように注意しましょう。ネイティブには通じません。
英語の「chance」 は偶然的に訪れる好機です。ビジネスシーンなどでよく使う「チャンス=好機」は努力して得る機会なので「opportunity」を使います。
ちなみに、「ビジネスチャンス」は、英語で「business opportunity」と言います。「business chance」とは言いませんので注意しましょう。
「chance」と「opportunity」の違いは
「chance」と「opportunity」、どちらも「機会、好機」と訳しますが、意味合いが異なります。
「chance」は「偶然的に訪れる好機」というニュアンスですが、「opportunity」は「努力して得る機会」つまり「必然的に得る好機」というニュアンスになります。
opportunity : 必然的に得る好機(努力して得るチャンス)
chanceとは
「chance」 は「偶然的な好機」なので、ギャンブル、宝くじ、抽選、一か八か、万が一の場合に使われます。
例えば、「take a chance」は、「リスクを冒す、一か八かやってみる」という意味になり、ギャンブル的な要素を含みます。
ABBAの曲で「take a chance on me」という曲がありますが、これは「私に賭けてみて、チャンスをください」という意味になります。
以下の例文は参考まで。
もし機会があれば、彼女によろしくお伝えください。
もしあなたが東京へ来る機会があれば、お気に入りの寿司屋に連れていきたい。
opportunityとは
一方、「opportunity」は、「必然的な機会、努力してつかむチャンス」という意味になります。
こんな機会は一生に一度きりだ。
※Eminemの「Lose Yourself」という曲の歌詞です。
何とかしてこのチャンスを手にしたい。
この機会を利用して~する、この場をお借りして~する
※スピーチや食事会などのシーンなどでよく使われてますね。
この場をお借りして自己紹介させていただきたいです。
「seize an opportunity」 は「機会をつかむ」という意味ですが、「grab an opportunity」とも言う場合もあります。チャンスをつかみ取る、わしづかみするようなイメージですね。
あと「get an opportunity」 は「機会を得る」という意味です。
その他には、映画「Remember me」に出てきたフレーズで「seize the moment」がありますが、これも「チャンスをつかむ」という意味になります。「seize」は「つかむ、手に入れる、奪う」、「moment」は「瞬間、一瞬、好機、契機、きっかけ」という意味です。
ちなみに「seize the day」は「今を生きる」です。いい言葉ですね。過去や未来にとらわれすぎず、今を精一杯生きましょう!
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