取引先の経営状態をチェックしよう【財務分析】

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自己資本比率

自己資本比率とは「経営の安定性バロメーター」とも言える数値で、新規で取引をスタートする場合には、最初にチェックしておきたい項目である。

いざ取引をスタートしたが、すぐにその会社が倒産してしまった、などというトラブルを避けるために、しっかりと自己資本比率をチェックしておこう。

自己資本比率(%) = 自己資本 ÷ 総資本(自己資本+他人資本)

※自己資本比率とは総資本に対する自己資本の割合(%)のこと。

自己資本(純資産)

  1. 自己資本(純資産)とは、企業のバランスシート上で資本金、法定準備金、剰余金などから構成される返済義務のない資本。
  2. 自己資本(資本金、資本剰余金、利益剰余金)が増えれば、自己資本比率は上がる。

他人資本(負債)

  1. 他人資本(負債)とは、借入もしくは返済しなければならない資本。
  2. 他人資本(負債)が減れば、自己資本比率は上がる。

自己資本比率は経営の安定性バロメーター

  1. 自己資本比率が高い会社 = 安定した会社経営 = 倒産しにくい会社=健全な財務状況
  2. 自己資本比率が低い会社 = 不安定な会社経営(他人資本の影響を受けやすい)

自己資本比率による経営分析(弊社基準)

少し厳しめな設定ではあるが、弊社の基準は以下とおり。

  • 70%以上=理想企業(A)
  • 50%以上=優良企業(B)
  • 30%以上=倒産しにくい企業(C)
  • 0%以上(プラス)=黒字企業(D)
  • 0%以下(マイナス)=赤字企業(E)

新規取引をスタートする場合、自己資本比率が30%以上の会社を選定することが理想的である。

(A)~(C)ランクであればOK。(D)~(E)ランクは、追加調査を実施する。

 

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