D/P取引とD/A取引【どっちが有利?】

支払条件

D/P取引

支払時書類渡し=ディーピー(D/P=Documents against Payment)とは、手形の名宛人(支払人)が手形を支払うことと引換えに、船積書類を名宛人に渡すこと。

貨物は、輸入者が手形代金を支払うまでは、輸出者の所有となるので、輸出者に有利な取引条件と言える。

D/A取引

引受時書類渡し=ディーエー(D/A=Documents against Acceptance)とは、手形の名宛人(支払人)が期限付き手形の支払いを引き受ける(期日に支払うことを確約し手形に署名する)ことと引換えに、船積書類を名宛人に渡すこと。

貨物は、輸入者が手形の引受けさえすれば、輸入者の所有となるので、輸出者に代金回収のリスクが伴う取引条件と言える。

D/P取引やD/A取引は、自社の合弁会社や提携会社などのL/C(信用状)を必要としない会社との取引に多く用いられる。またヨーロッパや中南米諸国でもD/P取引やD/A取引の慣習があるが、発展途上国ではL/C(信用状)やT/T(送金)での取引条件が一般的である。

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